のりおOT化計画

OT(作業療法士)を目指す学生のブログです。勉強したことや、疑問に思うことざっくばらんに書いていきます。

実習に必要なのは、知識ではない!〇〇力だ!!

どうも、のりおです!

評価実習が無事に終わり、実習報告会に向けて準備をしているところございます。レジュメとスライドがある程度完成したので、久々にブログ更新!

今回はタイトル通り、実習を乗り切るには〇〇力が必要だ!という記事を書こうと思います。

〇〇力とは・・・「学力」「知識力」ではありません。

いやもちろん、最低限の知識は必要だとは思います。ROMだとか、MMTのやり方、バイタルの測定方法、測定結果から何が考えられるか・・・などなど

 

ですが、そこまで知識的なことは求められてないように思えます。

むしろ、「学生はわからなくて当たり前」と思われている傾向があると思います。

学生に筋肉の名前を聞いて、答えられなかったから減点、この疾患のリスクが答えられなかったから減点。なんてことはないです。

 

現場の先生が学生に求めているのは、他でもない

「コミュ力」だと考えます。

コミュ力とはコミュニケーション能力の略称ですが、具体的に

「患者さんとうまく話せているか」、「CE(実習指導者)にわからないことを質問できるか、患者さんについてディスカッションができるか」ということが求められていると思います。

知識はなくたって当然。わからないことだらけだって当然です。

だって学校で習う知識なんて、現場で習うことに比べればほんの一部に過ぎません。問題は、現場の先生にわからないことを現場の先生に「聞くことができるか」、「わからないなりに、自分の意見を伝えられるか」という力が大切だと感じました。わからないことは、CEの先生に聞けばいいんです。特に、CCS形式の実習は。あ、けど、質問しまくって終わりではなく、教えてもらったことを、きちんと帰って自己学習する姿勢も大切です。

 

CEとだけじゃなく、患者さんとのコミュニケーションも大切です。実習中に患者さんの検査や治療に夢中になって、メモばかりとって、患者さんとの会話が疎かになっていたら・・・

 

「私って実験台としか思われてないのかしら・・・。」

「勉強のことばかりで、俺のことには興味ないんやな・・・。」

 

と患者さんから思われても仕方ないです。見学中も、検査や治療に夢中になりすぎず、患者さんにも気配りして会話を行うことが大切です。OTもある意味サービス業、患者さんに気持ち良くリハビリを行ってもらうよう考えなければなりません。

雑談の中から患者さんの「趣味や、家族のこと、デマンド」などの情報収集もできます。たかが雑談、されど雑談です。雑談もOTにとっては立派な情報収集ツール!

・・・と言っても、なかなか気を使ったりして、「今話しかけていいんかな?」、「何話せばいいんやろ・・・」とか思ったりして、難しいですよね。

何を話せばいいかわからない時、そんな時!自分は患者さんに質問するように心がけています。例えば・・・

 

のりお「もうすぐ3月になりますね〜」

患者さん「そうね〜」

のりお「花見シーズンになりますけど、〇〇さんは花見とかってよく行かれてました?

患者さん「よく行ってたよ。」

のりお「そうなんですね!この辺だったらどこが綺麗ですかね?

 

このように、季節に絡めた質問や、その患者さんが住んでいる地域に絡めた質問など、質問しやすいと思います。最近だったら、平昌オリンピックについて、「オリンピック見ましたか?羽生くん金取りましたね!」なんていう時事ネタで質問するのも、アリだと思います。

逆に、いきなり質問NGなものは、「どこが痛いですか?」「この病気は何がきっかけでなったんですか?」など、痛みに対して内観させてしまう質問や(痛いと意識するとさらに痛いと思われる可能性がある)、思い出したくもない病気のエピソードなどの質問はなるべく避けた方がいいと思います。こう言う質問をするなら、ある程度信頼関係ができてからするべきだと思います。

コミュニケーションは「能力」です。意識すれば、練習すれば誰でも上達します。

コミュニケーションが苦手やな〜という方、

僕もコミュニケーションは苦手な方で、どちらかというとコミュ障です。ですが、実習の時は、割り切ることが大切です。キャラクターを変えてでも、積極的にコミュニケーションを取ることを意識した方がいいと思います。積極的に話しかけすぎて、「患者さんとの距離が近いよ」、「パーソナリティースペースを考えて話した方がいいよ」なんてCEの先生から注意されることもあるかもしれないですが、萎縮してしまって話しかけないよりは、断然いいと僕は思います。実習の時は積極性が大切です。

 

色々と長く、えらそ〜に記事を書きましたが、コミュニケーションについては、のりおもまだまだ課題だらけです。一緒に頑張りましょう。

学生は知識に目が向きがちですが、実は「コミュ力」が一番大切なのではないか?とふと思ったので記事にさせていただきました!最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

それではまた!